2012-07-11

オートバイニューハーフ

ケンジは、週末は必ず愛車のインパルスに乗り、

志賀島の海沿いを流している。

小太りな体系を日々馬鹿にされている彼にとって、

愛車のインパルスにまたがることこそが、

日常ストレス大事な発散方なのである

今日ケンジは、朝食をとり終えると駐車場へ向かった。

しかし、愛車のインパルスには、勝手に誰かがまたがっていた。

ケンジは沸き出る怒りを抑えながら、

なるべく優しく注意した。

「どいてくれないか

しかし、声をかけられた関根ツトム似のニューハーフは、

意に介せずというふうに、何も答えず、黙ってハンドルを握り締めていた。

そしてケンジの方に向き直り、口を開いた。

「このアクセル、重いし握り心地が悪いね

ケンジは愛車を否定されたことに憤怒し、

肉付きの良い顔を真っ赤にしながらニューハーフを睨み付けた。

最初は相手の顔を睨みつけてはいたが、

しだいにニューハーフのピチピチのTシャツに盛り上がる

豊満乳房へと視線を落とし、釘付けになった。

ニューハーフは、そのいやらしい視線に気が付き、

左手で胸を隠した。

そしてケンジの愛車から下り

自分ベルトを緩め始め、

ズボンと同時に一気にパンティを下ろした。

垂れ下がるタマネギのような玉袋と、

「天」を向いた肉棒が、あらわになった。

「吹かしてみるかい?」

ニューハーフはそう言うとケンジの手首を握り、

自分の肉棒へと誘導した。

かい

何という握り心地だろう。

ゴムグリップでは再現できない温かみと、

ケンジの右手に握られるためだけに工面されたような

最高の「アクセル」が、そこにあった。

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