某マンモスFラン大学の入学式で、学長が新入生に向けてこんな事を言っていた。
「この大学は、勉強に打ち込むところではありません。この大学で君たちがやるべきことは、友達作りに励むことです。ここで沢山の友達を作って卒業して下さい」
学生の本分は勉強という観念がハッキリ否定されているのに驚いた。だが、(Fラン大学である)自校の目的は友だち作りにあると明言したこの学長は、全くもって正しい。誰もFラン卒に学力を期待することはないし、もし本人が勉強して学力を売りにしたいと願うなら学歴ロンダしかない。Fランに期待されているのは、空気を読んで周りに上手く合わせていくコミュ力である。学長の言葉は、変な飾りの無い、学生の為を思っての真実の忠言だと感じ入った。
しかし、もう一つ驚いたのは、そこの新入生達があっちこっちでしていた会話を聞いてだ。
「奨学金申請の書類、もう貰った?」「俺もう地元の奨学金に申し込んである」などなど。友だち作り大学の学生でも、大学生である以上、奨学金を貰うのだ。ってオイッ、友だち作りするのに、奨学金を貰えるのか!?!?
勉強しないで友達作りするための大学(学長自らそう宣言したが、それって大学と言えるのか?)であっても、大学という名前だけで、大学生という名前だけで、奨学金を受け取る対象になれるのだ。それに、全国の大学群はピラミッド構造をしている。上層の大学は数える程しかないが、下層の大学になるほど数が多く、所属する学生の数も多い。ということは、日本全国で見ると、勉強の為に奨学金を受けている大学生よりも、友だち作りの為に奨学金を受けている大学生の方が多いのかもしれない。
友達作りっていうとアレだけど、人脈ってことかなぁ でも、人脈だけあってもしょうがないよね。あれって自分が相手にとって利益になるから人脈に活かされるわけで。
人脈作りするのに奨学金が出るってのもアレだな…。 もっとも、Fラン大生では人脈作ろうとしても、単に知り合いを意味なく増やすのが関の山じゃないかなぁ。Fラン大生に限らず早...
みんな自分のバイアスには気付かないんだな。
富士山に登って、みんなで笑いながらおにぎりを食べに行くためだろ。 あの歌、鬱だわ。