今はいろいろなしがらみでがんじがらめなのかもしれないけど、あきらかに戦前までのお米は富の源泉だったと思う。
たとえば、金沢に行ってびっくりしたのは、「北国銀行は前田家の出資によってできた銀行です」と銀行の窓に貼られたポスターに書かれていた。お米がもたらした富は姿を変えて、現代に生き続けていることもあると思った。
ところを変えて、越後の国には、豪農と呼ばれた大地主がたくさんいた。あたり一体見渡す限りの土地の所有者で毎年ありあまるほどの米がとれた。
米を現金に換える手段がなかったときは、品質が落ちる前に使い切らなくてはならなかっただろうが、米を現金に換える手段ができてからは、無尽蔵に富が沸いてきたのだろう。豪農は銀行の出資者だったり、明治期に勃興した産業の出資者だったりする。
しかしながら、通貨に換えられる価値が毎年増えていくということは、中央銀行にしてみれば、ある意味コントロールしにくい不確定要素だったのではないだろうか。
戦前の地主が農地解放で解体されたあとは、米から得られる富を肥料や農機具や土地改良の費用とバランスするようにして、新たな富が生まれにくく調整されているような気がしてならない。
昔は、米を現金に換える手段があってもなくても、米それ自体が通貨だった。 通貨にできるくらいだから、自ずと長年の貯蔵に堪える性質も備えていた。 しかし現代では、味優先に品種...
昔は、米を現金に換える手段があってもなくても、米それ自体が通貨だった。 通貨にできるくらいだから、自ずと長年の貯蔵に堪える性質も備えていた。 しかし現代では、味優先に品種...
途中まではへぇと思いながら読んでたけど、途中から「え??」に変わったww
報酬をお米でもらった場合、何kgまで、無税の物の贈与として認められるの? 贈与にはならなくて、米を現金の価値に換算して、みなし収入として計算して税金を算出するのかな?