定位置に人がいればへこみ、いなければ喜び
同じ歩数で会社まで歩き、
昼になれば同じものを咀嚼し、昼飯が終わればいつもの飲み物を買いに、いつも同じ時間にコンビニに行き
いつもと同じ店員に会計をしてもらいながらいつもありがとうございますと言われもうやめようと思いながらも翌日も同じことを繰り返し、
大体決まった時間にトイレ休憩をとり、退社をし、いつもの位置から電車に乗り、
いつもの棚にいつもの商品が置いてあることを確認して喜び、なければかなしみ、だが買わずに帰り、
いつも同じ夕飯を食べ、時々違うものを作って失敗し、もう二度とやるものかと思う
それから同じ習慣を繰り返し、決まった時間に風呂に入り、上がり、
明日遅刻する不安におびえながら目覚まし時計をセットし、眠れない夜を過ごし、
浅い眠りの中で遅刻する不安に目が覚め夜であることに安心し、また眠り、目が覚め、眠り、目が覚め、鳴り出した時計を止め、
同じ毎日を繰り返す
そういう生活を
私は
送りたいわけじゃない