2011-07-15

http://anond.hatelabo.jp/20110714184126

いまちょっと考えてみた。

世界全体の富の量というのは、年々増えてるわけだろ。

太陽の恵みで作物は実り、人の手が届かなかった資源が採掘によって人の世に流れてるわけで。

世界全体の富の量が増えていたら、やっぱり通貨流通量も増えないといけない。

一定量の富と兌換されるというのが貨幣の基本性質なのだから

わかりやすいように金本位制として考えるけど、たとえば今、金1g=50$だったとする。

で、半年後に世界の金の総量が倍になったとする。

そしたら、金の価値は1gあたり25$じゃないとならんでしょ?

ただ、お金を倍刷ってばらまかないといけない。

ばらまくったって、中央銀行の屋上からってことは出来ないわけで、政府借金という形でしかお金を発行できないわけだが。

ところで、富=金と定義すればわかりやすいけど、富って金だけじゃない。

食料品だとか、車だとか、家だとか、パソコンだとか、サービスだとか、いろいろある。

ほとんどの富は時間と共にその価値を失う。農作物なら腐るし、工業製品も壊れる。

そんなわけで、単純に、富の増加量と比例同じだけ貨幣価値をするわけにはいかない。

時間と共に価値が失われるはずのモノの価格一定に固定したら、モノに変えなかった場合貨幣価値時間と共に増えていかないとならない。

貨幣価値一定にしようとした場合、利息という形で貨幣が増殖する。

しかし、利息という仕組みは貨幣暴走させる。

どっか間違ってる?

記事への反応 -
  • 俺いまいち経済の仕組のキモのところが理解しきれないんだけど、 経済がいい感じに回ってハッピーになるためには、皆貯金はそこそこにして強気に借入れしたりもしながらジャブジャ...

    • いまちょっと考えてみた。 世界全体の富の量というのは、年々増えてるわけだろ。 太陽の恵みで作物は実り、人の手が届かなかった資源が採掘によって人の世に流れてるわけで。 世界...

      • 色々間違ってる。 一番大きいのは、ストックとフローの区別がついてないこと。 貨幣にはストックの側面もあるが、フローの反映としての意義が大きい。 例えば「資産1億円、貨幣流通...

    • まあその辺が資本主義の限界というか、刹那的なところでして。 人為的な裏切りが発生すればバブル崩壊で、裏切りが発生しなくても財政破綻になる。 総意としては「現状のシステムで...

    • いまいち後半の方がよくわからないけど 経済の場合は系が閉じてないからエネルギー保存則は成り立たない、から物理にはあんまり例えられないような

      • 地球全体で見たら物理的には閉じてるよね。 でも「地球全体が経済成長」という現象は実際に起きてるので、 どこかからエネルギーの流入みたいなもんが起きてるとは思う。 それって...

        • 地球は物理エネルギー的には全然閉じてない。 太陽エネルギーという恒常的な大幅黒字がある。 熱収支だけなら、平衡してるように見えるが、太陽エネルギーは当然、熱だけじゃ無い。...

          • 地球から日々出ていく熱エネルギーだけで相当な量だからねえ それも全部消費できたら相当豊かになるよね、と元増田も読んでないけど言ってみる

    • 経済がいい感じに回ってハッピーになるためには、皆貯金はそこそこにして強気に借入れしたりもしながらジャブジャブ消費する必要があるじゃん? ねぇよ。 持続的な成長が見込め、...

      • 緩やかであれば、技術革新などが起こるので増え続ける。 技術革新が起こると、何からどのように富が生み出されるんですか? 誰かが急激に儲けようとする 誰かが働かなくなる等 ...

        • 技術革新が起こると、何からどのように富が生み出されるんですか? 近年の技術革新だと、基盤岩油田が挙げられるな。 だれも、石油の枯渇とかあまり騒がなくなったろ? 代わりに...

          • 利子を借金で返すって意味がわかってる? 横ですが。 十分、これは成立する話ですよ。 国家支出に十分な乗数効果があれば、国債の償還利子を上回るだけの税収増が期待できます。 こ...

    • 労働やイノベーションといったエネルギーが常に投入され続ける「経済」という分野においては、エントロピーみたいな熱平衡状態を考える必要は無い。 経済成長の原動力は「未来を担...

      • やっぱり資源制約なんですかね。 無限の技術革新が起こっても、資源を富に変える倍率には上限があるような気がします。 それは十分大きいから実質的に無限大とみなせるという感じで...

        • 資源制約を言う場合、技術革新等による「資源の活用倍率の上限」みたいなものは主要因になりませんよ。 問題なのはあくまで資源の量の方で、これに「上限がある」だけならば、x無...

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