2024-04-07

犬にオムツをつけろ

それなりにいい天気だから散歩していたら公園に通りかかり、満開の桜を見ていい気分になっていると前方にいた中年男性の連れた犬が花壇の縁に小便し、飼い主がそこに持参したペットボトルの水をバシャバシャとかけて去った。私は犬を飼っていないのでよく知らないが、その水が小便を洗い流すのを意図したものであることはほぼ疑いようがなく、スマホで確かめるとやはりそうだった。しかし、あの程度の水量で小便の影響が消え去るはずもなく、どう考えても形式的マナーに過ぎない。

人間が花壇の縁に小便することは違法だ。それはきっと公衆面前性器露出することのみが問題ではなく、むしろ不衛生を防ぐことが主旨だろう。不衛生さでいえば犬の小便も違いがないから、これはよくない。とはいえ屋外に犬用の便所はないし、犬が人間の法を守る義理もないのだから非はない。対処すべきは飼い主だ。そして犬が尿意について人間と十分な意思疎通をとることはきっと不可能から、人は犬が公共の場でいつ排尿してもいいように備える必要がある。つまりオムツをつけろ。

オムツを着けた犬は滑稽に違いないが、犬にそのような羞恥心はないか問題はない。ただ窮屈で不快ではあるだろう。そのような不便を負わせるのに引け目を感じるかもしれないが、この程度のことはこれまで人が犬に行ってきた仕打ち、つまり持って生まれた本性の遺伝子レベルや躾による「矯正」や、現在行っている首輪による束縛、つまらない食事強制に比べれば些細なことだ。だからオムツをつけろ。そしてその見た目の滑稽さに犬を飼うことの業の深さを知れ。

犬が今お前を離れて生きていけないとしても、それは飼うことの正当化にはならない。お前がそういう状況を作ったからだ。だから真に犬を愛しているならば、犬にとっての地上の楽園地球のどこかに作れ、もしくはそういう活動を興すか参画しろ

  • 元気な成犬はキレイ好きだからオムツには糞尿はしないんだよ

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