2024-01-29

40年くらい前の話なんだけど

近所に仲の良い家族ぐるみで付き合っている家があって。

自分より2歳位年上の女の子が居て、当時としては珍しい「しぐれ(漢字失念)」という名前だった。

ちょっとのんびりとした感じの子だったんだけど、中学入る前くらいまでは結構かわいがってもらって、自分もしぐ姉ちゃんしぐ姉ちゃんと言って懐いていた。

結局なにか色恋が有るわけでもなく、それぞれ違う学校に行ってしまいそのまま疎遠になってしまった。

日大学を出てからほとんど変えることがなかった実家に久々帰った時に、母親がそういえばあそこの家覚えてる?としぐ姉ちゃんの家の話を切り出した。

なんでも十数年前に家を売ることになったということで、話を聞くとしぐ姉が原因だった。

しぐ姉ちゃん高校卒業後に近隣のちょっと大きい町で就職したのだが、色々なネットワークビジネスに加入することになったらしい。

のんびりした性格が仇となり、色々と漬け込まれしまい、あっという間にいろんなローンに加入することになってしまったそうだ。

当時は今と比べてまだサラ金全盛時代債務者が厳しく取り立てられてもお咎めが少なかった。

しぐ姉の実家にも取り立ての手が伸び、疲弊した家族は家土地を手放しお金を工面したとのこと。

うちの母親がしぐ姉の母親最後に会った時、「あの子ものんびりしているでしょう、相手が顔見知りだとよくわからない書類に何でもかんでもすぐサインしてしまって…」と泣いていたという。

自分はここで違和感を感じた。

今はともかく、数十年前はまだサインでなく印鑑文化、であればここは「何でもかんでもすぐ印鑑をついてしまって…」というはずである

そしてしぐ姉ちゃん、しぐねぇちゃんシグネチャー!?

すぐ署名するしぐねぇちゃん!?

まさかこの話はシグネチャー意味を覚えるための母親の作り話!?やるう

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