2023-09-25

バッドエンドを容認しない社会が恐ろしい

自分とある界隈で創作活動をしている。

ニッチジャンルメジャーでもないので知名度もそれほどないが、作品に対しては意外と感想をもらえたりする。

で、バッドエンドの作品に対しては「最後は救われてほしかった」や「後味が悪い」など、ほとんどの感想否定的

どうしてバッドエンドじゃ駄目なのか?

個人的に、バッドエンドに対する反応は世相を映す鏡だと思っている。

たとえば今の日本好景気で、みんながそれほど貧しくもなく、それなりに幸せ享受している社会であるならば。

バッドエンドはそれほど否定されないだろう。

何故なら現実世界ハッピーエンド的な未来に向けて進んでいると感じられているからだ。

からこそ、そうした世界においてバッドエンドはむしろ教訓的な役割を果たす。

バッドエンドの物語を見ることで、そうはならないようにしようと参考にする。

役に立つんだよ。バッドエンドでも。

でも現実はどうか。つまり逆なんだよ。

今の日本って、はっきり言って貧しい。

それは物質的にも精神的にも。

そんな世の中において、果たしてハッピーエンド的な未来想像することが出来るだろうか。

それが難しいとなった時に、じゃあどうするか?

物語の中、せめて虚構世界では幸せを見ていたい。

からハッピーエンドが好まれる。

虚構幸せを追い求める。二次元流行る。Vtuberがもてはやされる。

それは現実に対する一種抵抗だ。

からこそ。

バッドエンドにハッとしたならば、そろそろ現実を見てもいいんじゃないかって思うんだ。

  • この理論よく見かけるけどかなり嘘くせえんだよな 人生詰んでるメンヘラとかの方がバッドエンド好んでる傾向あるような気がする

  • 単にバッドエンド描く技量がないんだよ

  • vtuberにはクビか引退卒業のバッドエンドしか無いぞ

記事への反応(ブックマークコメント)

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