2021-09-12

名も無き家事とやらに私はいいたい

「夫は仕事が忙しくて(家事をろくすっぽしないのです)」と、あなたは言う。

仕事が忙しい」というのは、いったい、どういうことなんであろうか。

夫は朝から晩まで、パソコンに向かってカチカチカチカチなーにしてんのか。

忙しいというのは、つまり、目に見えないほど細かく小さく取るに足らないタスクが、さばききれないほど存在するということ。そして毎時毎秒、増え続けている状況だ。

取るに足らないタスクが1つあるとする。

なんかの集計をエクセルで整える、みたいな。

10分で済まようぜなみたいな。

しかし実際に触ってみると、

微妙に不ぞろいな項目名をちくちく直したり、

直す際に正確な名称をちくちく調べ、ちくちくコピペし、ちくちく再チェックし、ようやく整える作業に入り、

終わったと思ったら後輩に頼んだもう一方のエクセルが、不ぞろいなままだったことに気づく。

非難しているニュアンスを入念に排して後輩にメールで聞いたり、

そしたら「確認しました。問題ございません」と返ってきたり、

いや問題あるから聞いてんだろガッデム。

人を傷つけたいな、誰か傷つけたいな、だけどできない理由は、やっぱりただ自分が恐いだけなんだな…Uh…

といったことが、「エクセル作業」と6文字表現される中に詰まっている。


名もなき仕事

仕事の大半は、名も無き仕事だ。

だれでもできる、取るに足らない、そして誰にも知られないタスクの集積。

それが仕事だ。

そもそも別にやらなくてもいいのかもしれない。

ていうか、頭のいい偉い人が「そもそもこの事業いらないんじゃね」と言う可能性はつねにあるし。うすうすそんなん現場は分かってるし。

話がずれた。

家の外の仕事だろうと、家の中の仕事だろうと、仕事なんてのは担当者しか見えない細かいタスクの集積なんだよ。

違うのは、「私がやっていることが認識されていない、褒めてもらえない」と喚いたら、外の仕事では、じゃああなた要らないって、言われるんだよ。


人生は名も無き仕事の集積よ。


青いお空のそこふかく、

 海の小石のそのように

 夜がくるまでしずんでる、

 昼のお星はめにみえぬ。

    見えぬけれどもあるんだよ、

    見えぬものでもあるんだよ。

 ちってすがれたたんぽぽの、

 かわらのすきに、だァまって、

 春のくるまでかくれてる、

 つよいその根はめにみえぬ。

    見えぬけれどもあるんだよ、

    見えぬものでもあるんだよ。

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