2021-06-21

スペクトラムについて勉強してみるといいかもよ

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/sexspectrum/outline.html

生物の性はこれまで長きにわたって、オスかメス(男性女性)のいずれかに分類されるものとして捉えられてきました。その一方で、このような二項対立的な性の捉え方では説明がつかない様々な事象が古くから知られていたのも事実です。

例えば、典型的男性女性の枠に収まらない人の存在は昔から認識されてきましたし、自然界に目を向ければ、多くの動物種で、メスのような外見や行動を示すオスや、精巣と卵巣を同時にもつ個体などが見つかっていますさらには、生活史の途中で性を変える動物種も多く存在します。

これらはあくま例外的な性の表現型と見なされてきましたが、ここに来て、種々の実験動物を用いた私たち研究でも、ややメス寄りの性質を示すオス、逆にオス寄りの性質を示すメスなど、典型的な雌雄の間に位置する様々な性の表現型が見出され始めました。

私たちは、これらの事象をどう解釈すればよいかについて議論を重ねてきました。その結果、これまでは二項対立的な表現型と捉えてきた雌雄を、連続する表現型として捉え直すことによって、上記事象を含めた性に関する様々な現象統一的に説明できるのではないか、と考えるに至りました。

このオスからメスへと連続する性の表現型を性スペクトラムと呼ぶことにしました。本領域ではそのような視点のもと、様々な動物種や実験系を用いて雌雄の連続性を検証するとともに、個々の性がその連続性の中に位置付けられるメカニズムを解析します。そのような研究を通して性スペクトラムの姿が明らかになれば、性の「再定義」につながると考えています

anond:20210621193957

記事への反応 -
  • こう言うことを普通に言えなくなった世の中終わってるわ。 LGBTQは異常、まずこのことを皆自覚して欲しい。 その上でじゃあどうするかを考えるべき。性転換する自由などは認められる...

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