2020-10-25

今日理髪店に行く

車で10分程の国道でもない、交通量のある道沿いに、色あせた、あのクルクルマークがあるあの店に行く。

小学校の時から変わったことと言えば、当時オジサンだったオーナーは、里帰り後から姿を見なくなり、息子さんがあとを継いでいた事だろうか。

流行りの髪をすることもない、流行りの髪を見せる場所もない、この場所で。

職場では常に帽子かぶる工場の決まりだ。化粧は最低限。規則にあるのと、オーナーが嫌そうな顔をするので、最低限。

若きオーナー子供が三人、安めの外車に乗り、工場の横のオフィスに来る。奥さんはまたまに顔を出すが、あまり美しくない。

オーナー祖父の代に会社が傾き、父親が立て直し、その息子が現社長

とにかく社員から人気もなく、人望もない。大学安倍前首相と同じという噂だが、それが何を意味するかは私には分からない。

営業の子によると、出張に行くたびに風俗に通ってるらしくどうしょうもないらしい。

会社の話は理髪店ではしない。地元では少しに知られた名家らしいので、誰が聞いているかからない。

そもそもこの理髪店農家以外の客がいるとは思えないが、今日も店に行く。明日仕事に行く。

このまま人に見せることもなく、つまらない髪型で、つまらないオーナーの元で死ぬのだろうか。

なんの為に上京したのか、なんのために帰ったのか。

今では考えることも難しい。

(続く

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