2019-11-15

anond:20191115122710

モサド暗殺チームは、リレハマーの地で、「赤い王子」を数時間わたり尾行した後、射殺した。

7月21日の夕刻のことだった。

任務を完遂した工作員たちは、急いでノルウェーを離れた。幾人かの工作員らは、オスロの隠れ家に向かった。

●が、その翌日、イスラエル機関員らは、自分らがひどいミスを犯したと悟った。

違う男を射殺していたのである

被害者ノルウェー女性を妻に持つアハマド・ブチキというモロッコ人だった。しか妊娠中の妻が、射殺の現場を目撃し、他の目撃者犯行車のナンバー警察通報していた。

さらにまずいことに、この時、イスラエル機関員らは第三者を介在せず、直接にレンタカーを借りていた。

そのため、2人のイスラエル工作員が、レンタカーオスロ空港で返そうとしたところを、逮捕された。

彼らはダン・エルト、マリアンネ・グラドニコフという名で旅行していたが、2人とも、イスラエル機関のために働いていたと自供した上、モサド機関が使っていたアパートの住所も教えてしまった。警察はそのアパートで、さら暗殺チームの2人のメンバー逮捕した。

https://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/a1f1805.html




●ところで、オスロでの取り調べを受けた際に、最も多弁だったのはダン・エルトだった。

彼はモサドスタッフではなく、テルアビブ北部に住むデンマーク系のビジネスマンで、彼はしばしばモサドから、各種の要請を受けていた。ノルウェー警察が彼を暗い隔離室に入れると、たちまち彼は全面自供に及んだ。そして、取調官らは、彼がスパイ任務には致命的なハンデとなる「閉所恐怖症者」と知って、驚きを隠せなかったのであった。

●だが、モサドに幸いだったことに、ノルウェー当局はこの厄介な事件を厳しく追及しようとはしなかった。

ノルウェー当局イスラエル好意的で、2年から5年半の禁固刑を言い渡したが、実際は全員を22ヶ月以内に出獄させた。

フランスイタリア治安機関は、モサドに対し強い仲間意識を示し、他の西欧諸国諜報機関も、アラブテロと戦うイスラエル共感を抱いた。

記事への反応 -
  • 俺はまだ生まれてないけど リアルタイムで見てた人いるでしょ。 テロが起きたなんて最悪過ぎるんだけど

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