迷い猫を保護し、「りゅうのすけ」という名をつけ、家族になってから一年が経過した。
「りゅうのすけ」と呼ぶと、視線をこちらに向けてくれるまでの関係を築くことができ、私はとても嬉しく思っている。
ただ、気がかりなことが一つあった。
保護してから一度も、りゅうのすけの威嚇や怒りの感情を見たことがなかった。
最初は、「捨てられたらどうしよう」という不安から自分を抑えているのではと考えていたが、何やかんやで現在にまで至ってしまった。
りゅうのすけには、辛い思いも悲しい思いもして欲しくなかった。
無理をしているのだろうか。
そんなことを考えると、鼻の奥がツンとした。
「りゅうのすけが威嚇したり、機嫌が悪いときって見たことがないよね?」
不安になり、リビングでコーヒーを飲みながら休憩している母に尋ねてみると「ん~、そうね」と穏やかな口調で喋りだした。
「基本的にりゅうは優しい性格っていうのもあるだろうけど、全く怒らないってわけではないわよ。私、りゅうが威嚇しているところ見たことがあるし」
衝撃の事実に驚きを隠せなかった。
「2ヶ月くらい前に野良猫がリビングの窓から家を覗いていたことがあってね、聞いたことない低い声を上げながらりゅうは威嚇してたわ」
「知らなかった」
「そっか、見たかったな~」
「まぁ、よっぽどのことがないかぎりあなたがりゅうの威嚇や怒りの感情を見ることはないと思うけど」
母の言葉に、私は軽く泣きそうになった。
「ど、どうして」
動揺して声が震えた。
「あなた気づいてないの?」
「なにに?」
「えっ…?」
好まれているとは思っていたが、家族の中で一番だとは思ってもいなかった。
驚く私に、母も驚いているようであった。
「本当に、気づいてないの? あなたの足音が聞こえると、耳をピンと立てて瞳をきらきらさせながら自分のところに来るの待っているのよ。それに、りゅうを保護したとき誰よりも世話をしたのはあなたじゃない。食事、トイレ、体調のこと。りゅうことを家族の中で一番思っているのはあなたよ。あれだけ世話を焼いて、わからなかったの? 馬鹿ね~~、思えば思われるのよ」
愉快に笑う母に、言葉を返さなくてはと思うのに、私は涙が零れないようにすることしかできなかった。
「にゃー」
どこからともなく、りゅうのすけがしっぽをピンと立てながらリビングにやってきた。
私は膝を折り、何を言うわけでもなくりゅうのすけを撫でるとごろごろごろ、と喉が鳴る。
口にはせず、胸の内でそう呟く。
どうしよう。
愛があふれて止まらない。
呼んだ?
なんかだいぶ前にも読んだな パクリか増田リサイクルか もっと素直にかけばいいのに、書き方がかっこつけすぎてて読んでてナルシシズムのほうが鼻につく
増田とりゅうのすけ、バッチリわかりあったね! こういうラブラブは羨ましくて大好きだよ これからも仲良くね〜
私のこと?
猫の恩返しきたよこれ
上手い事、言いすぎw
🐈可愛いニャ。増田さんもりゅうのすけさんも。