2017-05-04

 最近思うことが一つある。というか薄々気がついていたことだが・・。バカが一番得をするんじゃないかってことだ。何も考えない人間。結局こういう奴らの方が、俺みたいに考えすぎて雁字搦めになる奴よりも幸福に見えるということだ。何も考えていないというのは言い過ぎかもしれない。でも俺から見るとそう見えるんだ。結局学生時代にやってきた勉強なんて特に意味がなかったのだ。大学全入時代になり、大学進学率も上がった。これ自体は大変喜ばしいことだが、知の権威が落ちてしまったようなそんな気がする。真面目に勉強をするよりもお金を稼げる能力を持った人間評価される。いい思いをする。資本主義社会に生きている以上仕方のないことだ。でも、一体俺が今まで捧げてきた時間はなんだったんだよ!と思うことがある。俺が孤独から余計にそう感じるのかもしれない。俺はそれなりに勉強ができた。しっかりと定職についている。それなのになぜ満たされないのか。なぜ一人なのか。いっそのこと勉強などせず、ずっと遊び呆けていた方がよかったのかもしれない。人とのつながりを築けない人生がこんなに辛いなんて。勉強ができなくても友人がたくさんいて、恋人のいる人生の方がよっぽど幸せだったんじゃないかと思う。どれだけ社会情勢や政治経済に詳しくたって、俺は一人のままじゃないか。俺は何も考えない馬鹿者になりたい。酒飲んで、騒いで、自堕落に生きたい。そんな人生に憧れている。大人のいうことを疑うことなく信じてきた俺がバカだった。本当のバカは俺の方だったのだ。

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