中途半端な学識経験をもった人が、大学への私怨を溜め込んでいることがある。
そういう人は、学術論文を書いて研究業績を増やすよりも、論壇誌やブログ、ネットメディアなどにせっせと文章を書いていたりする。
特に保守系の文章を書いていれば、そういうのが受ける時代なので、論壇誌には載る。中公や岩波でなければ、新書を出せることもある。たとえ学術的にはお話にならないレベルの暴論であっても。
だが、そういうレベルの原稿を書いていると、アカデミズムの世界はどんどん遠くなる。公募に出しても、選考委員に敬遠されてしまい、まず通らなくなる。公募とはいえ、一緒に働く同僚を探すのだから、ツイッターで暴論を吐きまくっているような人はできれば避けたいと思うのはやむを得ない。TS大学など、その手の人に甘い大学もあるにはあるが、なにせ数が少ないので、ポストも限られてしまう。
結果、その手の人は大学への私怨を溜め込むようになる。「自分が大学に就職できないのは、サヨク連中が大学を牛耳っているからだ」みたいな話になる。実際には学術的な業績が乏しいのが最大の理由なのだが、そこには目を向けない。
ということで、お気軽な論壇デビューは、アカデミズムへの遠回りになることもありえるので、特に若い人には十分に注意してもらいたい。
リベラル系の学者って 皆で100円ずつ不買して安倍政権を倒そうって言ったり 毎年株価が7千円になると予想したり 子供と一緒に安倍を殺せと叫んだり 反知性主義おじさんだったり そう...