兄貴が嫌いである。俺が物心ついたころからわがままで、些細なことでごちゃごちゃとわめいては泣いていた。自分は殴る癖に、殴り返されると泣いて俺を困らせた。俺は人が泣いてるところなんて見たくはないし、もうそこから俺が兄貴を殴ることはやめた。 確か俺が4つか5つの頃だったと思う。 そして俺が殴り返さないようになってからも兄貴は変わらず、わがまま放題だった。 あれしろこれしろだの、言うことを聞かなきゃ当然殴ってきた。 殴られるのは嫌だししぶしぶいうことには従ってきた。 兄貴が第2次成長期に入るころには、力の差も大きく開いてきたからだ。 そして俺が小学3年か4年の頃だったか、兄貴は俺に言った
「ちんこ舐めろ」
当時の俺は性に関する知識なんてなかったが、兄貴の言っていることはとても不快であるということは感じられた。 もちろん拒否したが、ボコボコに殴られた。 そして俺は汚いクソみてえなモノをしゃぶらされた。 しかもびっくりすることに精液まで飲まされた。 性暴力は数年続いた。 暴力も変わらず続いていた。 一生消えない傷も額につけられた。
親は何も言わなかった。 俺自身親を信用することが出来なくて頼らなかった。 親は俺が殴られていても、必ず両方をヒステリックに窘めた。 勉強の成果だけを見ていたし、くだらないことで食器を割って叫びだしたりもしていた。 母は少し情緒が不安定だった。 父は別居していた。 味方は一人もいなかった。 当然俺は塞ぎ込みながら育っていった。
そこから俺が就職するころになると、親は情緒も安定して、兄貴はとりあえず普通に働いている。 しかし、兄貴の根底は何一つ変わってなかった。 人を見下し、気に入らなければ誰も見ていないところで殴りつける。 賢しいところはそのままで逆に感心するくらい。
ここからが問題、俺は親に「兄貴が嫌い」と伝えた、そうすると特に掘り下げようともせず「今更そんなこと言うな」と封殺された。 兄貴も親も、外面はうまく取り繕えるようになっていた。 下種な部分はそのままに。 俺はどうすればいいんだろう。 もう全てをあきらめて独立するのか、何としても親に理解してもらって兄貴の家庭内での立ち位置を揺らせばいいのか。
そんな状況でもまだ縁を切る以外の選択肢があり得ると思ってしまうんだ。家族という病は根深いなぁ。
http://anond.hatelabo.jp/20170129224617 兄弟が仲が悪いなんて、よくある話。 末っ子なんだけど、兄って、弟に親の代理人として振舞うから、嫌いになりがちなんだよ。 そもそも、長男って、可...