以前、某ブログで「コンサル男の9割は金持ってるモラハラですよ」というエントリがあったけど、自分の個人的観測範囲からしても、コンサルに限らず、今活躍している「強い人」は、往々にして「人としての優しさ」を忘れてしまった人ばかりという感じである。
恐らく、強くなる過程で「優しさなんて勝つためには余計なもの」という結論に思い至ったか、或いは元々そういう思考の持ち主が生き残ったかのどちらかだろう。
電通の一件に限らず、過労自殺とかは、そういう強い人の影響下にある中で、最も弱い人がやられた結果だろうと、事件が起きるたびに暗澹たる気持ちにさせられる。
使い古された名言に
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」
なんてセリフがあるけど、その言葉を借りるなら、世のタフガイの8割方は人でなしと言っていい。
そうはいっても「生きていく資格がないとか言われて死ぬ奴がどこにいるんだよバーカバーカ」という話ではあるが。
それに、今の世の中「強いけど冷酷な人」の需要は一定数あれど、「優しいけど弱い人」の需要なんて多分ない。
そもそも、優しさを保ったまま強くなるなんて物凄いストレスになりそうだし、ぶっちゃけ超難しそうというか、どうやったら実現できるんだ?とさえ思う。
だったら、もたつく人やノリの悪い人を見下し、あっさり切り捨ててのし上がり、溜飲を下げるほうが簡単な気がしてきて悩ましい。
以上、大して強くも優しくもない、面倒な奴が愚痴ってみた。