2016-10-18

表現の自由警察です

追記:続きを書きました

http://anond.hatelabo.jp/20161019183635


何かとすぐ表現の自由を持ち出す人達を取り締まりたい。

そもそも、憲法21条にいう表現の自由は、伝統的には国家私人法人も含む)の関係観念されてきたものである

例えば、検閲国家による個人表現の自由に対する制約(侵害である

また、現在日本において、名誉毀損犯罪とされているのは、名誉を毀損する表現を行う自由に対する制約である

もっとも、私人間であっても、表現の自由の制約が観念できないわけではない。

いわゆる私人間効力という議論であるが、それも限られた場合での用法である

少なくとも、他者から批判を怖れて言論表現活動消極的になることをさして、表現の自由に対する制約が生じているとは、当然にはいえないはずである

言うなれば、単に自由表現ができにくくなっている、というだけである

企業広報活動の一環として掲出したキャラクターに対し、批判がある程度の数集まったからこれを修正する、というのは、当然には表現の自由問題ではない。

ごく少数のクレーマー電凸してきて業務に支障をきたすので修正を余儀なくされたというのであれば別論だが、そうでないのであれば、単に企業広報効果を見誤っていたので修正したというだけにすぎない。

また、特定意見に対して批判殺到するからといってその意見が言いにくくなる、というのも、それだけであれば表現の自由問題ではない。

誰もその特定意見の表明自体禁止制限していないのである

記事への反応 -

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん