2016-07-15

理系の方が優れいている点

ネットニュースで見る文系理系区分は適切じゃない。

計算が得意、論理的なのが理系で、それ以外が文系

でもコミュ力が高くてリア充なのが文系

こんなイメージだと思う。

けど、実際、文系でも理系でもロジカルな考え方できる人はできるし、できない人はまあまあ多い。

学問をやるなら文系理系共に論理性も数字に対する強さも求められる。

だけど、理系の方が圧倒的に優れている点がある。

それは「前提を疑う力」だ。

 

理系実験を通して、自分の仮説が間違えていることを経験する機会が多い。

公式発表が間違っているなんてことはよく経験する。

論文に発表されたからといってその内容が正しいとは限らない。

条件を同じにしたのに、うまくいかず、明文化されていない要素が重要役割をはたすなんてことはザラだ。

だけど、話していて思うのは、文系の人はそういうものを疑う力がとても弱い。

理系はうまくいかない場合偉人の発想だったり、「そういうことになっていること」についても疑問の目を向ける。

(多くの場合自分が別の事を見落としていることに気づいて終わるが)

そういうもの文系は疑問を抱こうとしない。

歴史教科書に載っていた事は真実だと思っていたりする。

社会学者の雑な研究結果の実験条件を疑わない。

西側の大きな組織公式発表は正しいと思っていたりする。

もちろん、疑いだしたらキリがないのだが、それでも前提条件を確認するということがすごく苦手に思う。

 

全員では無いが、こういう傾向はあると思う。

さらに厄介なのが、大人世界ではあまり疑うのはマナー違反だということだ。

前提条件を確認したいだけなのに、「こどもじゃないんだから」という対応をうけることもしばしばある。

社会的な習慣の方が重要視されるから改善することが難しくなる。

日常生活で使わない方程式は覚えなくていいけど、この「前提を疑う力」をみんながもてばもっといい社会になると思うんだ。

 

あ、でも、文系の方がリア充は多いとは思うよ。いくつになってもね。

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