この不景気なのに公務員の給料上げるとは何事か、と憤ってる人が多いみたい。
見識のある人は、公務員の給料上がるのは仕方ないって反論している。
曰く、給料が安いと公務員になりたがる人が少なくなり質の悪い人間ばかりになって公共サービスの質も落ちる。
更に、従業員50人以上の企業の賃金と比較しているので、賃金が上昇していれば連動するのは当たり前。
また、政府が賃金上昇を推奨する中で公務員だけ横ばいもしくは低下というのもおかしい、とも。
まぁわからなくはない。でも僕としては
(将来は公務員になりたいって夢も希望もない答え方する子供がいるくらいだし)
端的に言えば現在は「努力に関係ない要因に左右される立場」が非常に羨ましくなってるんだろう。
良くも悪くも「努力すれば報われる(と思われた)社会」ってのは終わったんだね。
ただ、今後もこのような風潮だと公務員希望者はどんどん増える。
そのとき本当に優秀な人だけを取れるのか?
楽したい人が入って高給取りになって適当な仕事をするのではないか?
そしてまた給料を上げるのではないか?
そんな邪推があるわけだ。
断っておくがこれは感情の話であって、公務員全てに当てはまる前提ではないし
「公務員にあらずんば人にあらず」な考え方だと、優秀な人が民間に行かない。
それって国としても問題だと思うんだけど
政府はどう捉えているんだろうね。
とりあえず僕は今更公務員にはなれないので指をくわえるしかない。
「公務員になれ!」
と言い切るような世の中であってほしくないな、とは思う