2016-01-25

心が折れた

父親は常に不機嫌だった。

いつも父親にビクビクしながら過ごしていた。

から、僕は感情を出さないように、不機嫌にならないように努力して来た。ただし、プラス感情は出して、マイナス感情は出さないようにしてきた。八方美人

学生生活は上手くいっていた。社会人になっても上手くいっていた。パワハラ上司にも気に入られた。高圧的なお客にも気に入られた。

結婚して、子供が出来て、誰よりも早く管理職になった。

今、全てが上手くいかない。

妻は嫌なものは嫌と素直に訴え、すぐ不機嫌になる。でも、自分は何も言えない。不機嫌な妻を避けた。疎遠になってきた。

部下は嫌なものは嫌と素直に訴え、仕事を選ぶ。でも、自分は部下を怒れなかった。不機嫌な部下を避けた。自分仕事をした。

上司管理職なんだからお前の責任だと仕事数字を怒りながら投げてくる。でも、自分はノーと言えなかった。駆けずり回った。

あるプロジェクトマネージャーしろと言われた。単身赴任し、まったく知らないメンバーマネージャーをした。最初は数人いた他の管理職理由をつけてみんないなくなった。プロジェクト借金けが増えていった。

上手くいかなかった。責任は全部自分に来た。

子供けが純粋笑顔で接してくれる。心の支え。でも、なかなか会えない。2ヶ月ぶりに家に帰り、保育園に迎えに行った。子供が寄ってきた。一瞬自分の子供だとわからなかった。80%は自分の子供とわかってても、20%は違うかもと思ってしまった。子供の成長は早い。

家に帰っても妻との会話はなかった。子供はここはお父さんの家じゃないよと言った。

なんのために仕事してるんだろう。

心が折れた。

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