■大いなる海としての増田

増田を始めてみてわかったこと

• 光の届かぬ場としての増田では、あるものはトラックバック相手に、あるものは自らの心の闇と常に日夜戦いを繰り広げているが、その中で我関せずとばかり、オナニーネタや10分でできるお手軽レシピをポストし続ける増田が深海魚の如く生息している。

• さらに、時より事情通や内部告発者が現れ、増田に大きな波を巻き起こす。

• パートナーへの湧き上がる愛を語る増田も現れるが、これを増田に書き連ねるのは興味深い現象だ。

ネガティブな発言が注意を要するのは当然だが、ネット、とりわけはてなにおいては、人生の明るい側面を語るときにも匿名性が要求されるのかもしれない。

• 相談系のエントリーがホッテントリ入りした増田が、時折、経過報告に訪れる。律儀な増田を見逃すな。

• 海上にはどうやら新着エントリーを監視してサルベージするハンターが常駐している。

• 増田となってポストしたエントリーが、首尾よくはてなーの心に刺されば、ホッテントリを駆け上がっていくが、トップホッテントリまで駆け上がっても、やがて次のエントリーに椅子を譲る事になる様は、生態系の循環を見るようである。

• 特定の音楽などの、そもそも予想される受け手の規模が小さい話題、勢いで書いた内容の薄いエントリーは「まあこんなもんだろうな」と予測したくらいのブクマ数に落ち着く。

• ブクマカの時、ブコメに星をくれたり、自分が星をつけたりするブクマカは、増田にブコメを寄せてくれるときも好意的、あるいはフラットなブコメが多い。反対に意見が真っ向対立するブクマカからは、辛辣なブコメが返ってくる。やはり文章から滲み出るものはあるみたいだ。

• 人の意見や価値観は色々なので、主題に対して同意をもらっても批判が寄せられても「なるほどねぇ」って感じだが、文章や構成を誉められると嬉しい。

• 増田となってポストしたエントリーが、マイホッテントリやインタレストに表示されると、放流した鮭の稚魚が川を遡上してくるみたいでちょっと嬉しい。

• デカ文字は他の増田エントリーが読みづらくなるからやめて。

以上になります。

多くの命の煌めきを育み、時として流れにのって駆け上がっていく増田は海のようだ。

皆さんも良い増田ライフを。

Permalink | 記事への反応(1) | 19:00

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