その日は午後からだった。
そしたら、相手も寝坊したみたいで、待ち合わせを1時間ばかり遅らせることに。
ラムネ味はここでしか食べられないからって言ってたけど、結構どこでも売ってるよね、ラムネ味。
ぐるぐるお店をまわった。
最後のほうで、「今日一日であなたはモダンなものが好きってゆうのがわかった」って言われた。
彼はちょっと馴れていた。
私は落ち着かなかった。
メイドさんも大変だなとおもった。
彼氏はいなくてアイドル一筋だと言っていたけれど、それは本当だろうか。
メイドさん、とっても可愛かった。
ご飯は焼き肉たべた。
確かに、そうかも。私もはじめてだ。だって焼き肉食べたかったんだもん。
それと相手が豚足好きらしく、生まれてはじめて豚の足なるものを食してみた。
酢みそでいただくらしい。
うん、大丈夫、ぷるぷるしていて美味しい。私はすき。
たくさん食べた。お腹いっぱい。
お互いの恋愛の話もした。
私の元彼と歳が一緒なのって話したら
「だから、俺のこと好きなの?」って。
だから私は
「そうかも」
って。
「恋愛はしてるの?」と聞いてみた
「野暮だね」と返された。
そうね、野暮だったね、私もなんで聞いたのか分からない。
たぶん、いま傷ついても平気ですよ、と心のなかで決めたからだと思う。
焼き肉やの後はなぜかカラオケに行った。私は行く気なかったのに、帰る気だったのに。
つぶれた。
帰りは階段でこけた。今でも左脚が痛い。
そしてホテルに行き着いた。
私はだいぶ酔っていた。
よく分からないまま愛撫された。
気持ちよかったのかも曖昧。
夜中に入れればよかったのに、なぜ今?と少し疑問に思った。
帰りは家の前まで送って行ってくれた。
手を繋いで朝方の道を帰るのはなんだか新鮮だった。
まあ私は別に気にしない。
「歩くの疲れた?」
「ううん、このまま走って行きたいくらい」
「走ったらすぐ着くよ」
そんな会話をしながら歩いていた。
家の前についたとき
「大切にしたい」
「すきだよ」
なんて言われた。
ほんとかな、よくわからない。
それを聞いていたのか分からないけど、
別れた後、お隣の家の工事をしている若い大工さんと目があった。
1日後、彼から連絡があった。
2月2日に会いたいと、
それだけがあって彼との連絡は途絶えた。
やっぱりよくわからない。
夢うつつの思いで待っていようかな。