2011-12-31

震災現場で頑張っている総務官僚をおとしめる記事 誰得

小松 秀樹氏の現場を知らないひどい記事を読んだ

南相馬市放射能検査をやめさせた総務省

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34121

この記事を書いた小松氏は、総務省(旧自治省から南相馬市に出向している官僚が知り合いの医学生に宛てた記事を丸裸。

これじゃ、総務官僚はもう気軽にメールなんかできないね

しかも、今は南相馬市副市長という立場であって、総務省うんぬんではない。

内容は、医学生給食ミキサーにかけてホールボディカウンターで計測したら?という提案を南相馬市に出したことが発端。

きちんと手順を踏まえて提案するならまだしも、思いつきで出した内容に対して、総務官僚は、筋を通して話をしてくれっと言っただけ。

それを、この小松は、「総務省がやめさせた」となった。

もうね、ひどすぎる。本当にひどい。

やさしく解釈すれば、一方的な現場を知らない論調による見解の相違。

現場で長期に踏みとどまって本気で考えている立場と一時的な思いつきで考える立場の違い。

給食ミキサーにかけてホールボディカウンターで計測する」

実施することはいいことだと誰もが思う。誰も異論はない。

しかし、この検査をいつまで誰が実施し、そのデータをどのように公表し、その結果を踏まえてどのように対処するか、ヒト、モノ、カネ、情報の流れが明確ではないのが問題。

しっかりと最後までのフローを明確にしなければ、単に不安を煽るだけで、提案した側の自己満足しかならない。

から、総務官僚は、きちんと筋を通して提案してくれっと回答しただけ。

 

計測すれば、たしかベクレルとして表示される。

毎日計測した結果をどこに出すのかわからないけれど、子供たちに放送するのかい

今日は、何ベクレルです。

今日は、何ベクレルです。

子供メンタルケアは誰がするの?

 

それに、こうした情報を親は「本当に」知りたいのだろうか。

知りたい親もいる。しかし、知りたくない親もいることも事実

きちんとニーズ調査をしたのだろうか。

押しつけの提案ではないのか。

知りたくない親に対して、バカだとかアホだとか言う人もいるかもしれない。

しかし、実際、この地域に残って住んでいる人は、低線量の被爆覚悟している人たち。

実際、不安な人は、市外へ、県外へ自主避難している。

今、残っている人(踏みとどまっている人)は、もう被爆については、耳を閉ざしている人たちなんだよ。

この医学生の提案は低線量の被爆覚悟して現場に踏みとどまっている人たちに対して、不安をあおるだけではないのか。

 

現場に踏みとどまらず、離れたところから勝手な思い込みと押しつけによる支援ほど、迷惑ものはない。

それが、この小松医師医学生にはわからない。

総務官僚 村田副市長の奮闘を願う。

南相馬市民より

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