はてなキーワード: 蟹工船とは
元増田です。
韓流は、(虚実はさておき)流行が目に見える形で現れていたから反発も相対的に強かったんだろうけど、
今のところ「蟹工船」ネタは「え、読まれてるの?」というのが正直な反応だろう。
まあ、結論を下すのはまだ早かろ。
「若者に読まれている」というのが真ならば、ワーキングプアだの格差社会だのが続く限り蟹工船も売れ続けるはずなのだから、今後1、2ヶ月で消えるようならその程度と思えばいい。
書くのめんどくせーと思ったけど、誰も書かないので。
今、ここにある「蟹工船」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-01-21/2008012110_01_0.html
2006年から2007年にかけて、『30分で読める…大学生のための マンガ蟹工船』(東銀座出版社)、『まんがで読破 蟹工船』(イースト・プレス)が相次いで出版されました。
いずれも売れ行きは上々。東銀座出版社によると、初版の5千部は1カ月ほどで完売。「若い読者を中心に」広く読まれ、現在3刷を数えています。
そう!売れているのは小林多喜二「蟹工船」じゃなくて、マンガ版なんだよ!!
もう1つ根拠(にもならんが)
http://blog.livedoor.jp/insectshima/archives/51638822.html
「マンガ蟹工船」も売れているというのでちょっとamazonを覗いてみたら、今現在のランキングで「本全体」の145位。なんと新潮文庫『蟹工船・党生活者』を今現在は抜いて、「小林多喜二」ランキングではトップである。新聞を別にすれば、ぼくがなにか書いている本の中で一番売れているのではなかろうか??
だそーです。すげーなマンガ版。
追記。すまん本家も売れているようだ。
http://www.j-cast.com/mono/2008/05/29020633.html
三省堂書店神保町本店では、「ワーキングプア」と関連させて2月から特設スタンドを設けた。これまで300冊近く売れたという。丸善丸の内本店でも4月から特設スタンドを設置。こちらも300冊近く売れた。
いろんな報道で売り上げが5倍だとか何だとか言われてるんだが、その割に話題にしている人間を全く見かけないのはどういうわけだ?
というか、ワーキングプアと呼ばれる連中にあの手の文学作品を読む時間的精神的余裕があるとは思えんのだが。
Wikpediaの項目によると、読売新聞5/2付の記事がもっとも古いらしく、その3ヶ月前の朝日新聞には、売れているという記述は無いものの作者の小林多喜二を取り上げた記事が存在している。
そして5月中旬から今に至るまで、他の新聞社やメディアもこれに追随するように「蟹工船が売れている=ワーキングプア・格差社会」の論調が見られるようになっているわけだが、その根幹になる「若者に蟹工船が流行中」という事象がちっとも体感できないので、どうも違和感を感じざるを得ないんだよな。
もし誰か知っているのなら、格差の底辺に居るような人達が、上記の5月以前に蟹工船を絶賛しているようなURIを教えて欲しいんだが…。
まあ、そういう人達はネットにすら繋げられないのかも知れんけど。
■■追加■■
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080502bk02.htm
プロレタリア文学を代表する小林多喜二(1903??1933)の「蟹工船(かにこうせん)・党生活者」(新潮文庫)が、今年に入って“古典”としては異例の2万7000部を増刷、例年の5倍の勢いで売れている。過酷な労働の現場を描く昭和初期の名作が、「ワーキングプア」が社会問題となる平成の若者を中心に読まれている。
2万7千部ねえ…。それって平成の若者の何パーセントなんだろ…。
■■さらに追加■■
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-03-16/2008031614_02_0.html
青年トークで「蟹工船」エッセーコンテストで大賞を受賞した山口さなえさん(26)は、不当解雇され労働組合も助けてくれなかった経験から「私たち世代が絶望にならざるを得ない構造を、現代の蟹工船として書きたかった」と発言。長く派遣で働いた同準大賞の狗又(いぬまた)ユミカさん(34)は「『蟹工船』に共感するプレカリアート(不安定労働者)を代表して言いたい。『私たちをもっといい船に乗せろ』」と叫びました。
まあ、自分の事をプレカリアートなんて名付けてる時点で色々と染まってる人だとは思うが。
赤旗Webサイトで「蟹工船」で検索をかけると、今年初頭(1??2月)頃に色々とプッシュしている様子が伺える(それ以前となると2005年や2002年と散発的に取り上げられているだけ)。こんな記事があった。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-02-27/2008022701_03_0.html
デビュー作「一九二八年三月十五日」などで「貧困を生み出す社会のしくみに目を向け、これを打破する闘争を主題にしたところに多喜二の最初の大きな飛躍があった」と不破さん。とくに「当時の非正規の臨時工を描いた『蟹工船』がいま若者に読まれ、たたかいの力になっていることに多喜二が喜ぶだろう」と話すと、「ホーッ」と感嘆の声ももれました。
少なくともこの時点で、不破の脳内では若者が蟹工船を読んでいるという事になっていたらしい。赤旗以外のそっち系も調べてみるかな。
■■もっと追加■■
記事の発端は、5/2の読売の記事だと思われるわけで、
今年に入って“古典”としては異例の2万7000部を増刷、例年の5倍の勢いで売れている
これが本当に記事にするような事象なのかどうかを検証すべきなのかも知れんね。特に近代文学なんて元の販売スケールが大きくないんだから、ちょっとした事で数倍に跳ね上がったり数分の一に激減したりというのも珍しくないような気がするし。
2万7千部なんて、どこかの大手書店の営業がプッシュするとか、どこかの活動家が講演会で取り上げたりする程度で軽く到達できそうな数字に見える。あるある大辞典で納豆が売り場から瞬殺されるようなご時世だしな。
それに元の記事では「5倍のペースで売れている」としか書かれてないのに、いつの間にか購入者の大半が若者だという事になってしまっているのも気になる。購入者のプロファイルをどうやって知ったんだろ。中高年をメディアで煽ってちょっと騙くらかすだけでも数万部は軽くいけると思うんだが。赤旗日曜版だって100万部いってるんだし。
最近「蟹工船」が話題になってるけどさ、反乱起こした連中って連帯感持ってたじゃん。
今回の犯人は連帯感に入れてくれる人がいなかったから犯行に至った、もしくは単独犯だったと思う。
作ったからといって、待遇は大して変わらないが
仲間がいるという安心感は増えたと思う
だが、労組の本部に行くと
上層部は反日活動家が幅をきかせていてキチガイの巣窟になっている
9条なんか興味ねーよ
女性、在日、出稼ぎの権利なんか興味ないよ 奴らは充分に保護されっぷりはうらやましい
だから、それぞれの会社の組合の連中はそんなことには興味のない貧乏人ばかり
安心して欲しい
そして共産主義ごっこをやろうじゃないか
仲間もできるし、非モテも解消できるかも知れない
俺的には
わざわざ福井までナイフ買いに行く
がツボ。
気分は小旅行。
その道中に、何か素敵なことがあるかもしんないとワクワクして実況。
結局なんも無くて(´・ω・`)ショボーン。だから帰りの実況は激減。
俺と犯人の違いは、おそらく家でも学校でも趣味のサークル、世界でも、誰か1人でも
俺のことを大切にしてくれる人がいたかどうかだと思う。
最近「蟹工船」が話題になってるけどさ、反乱起こした連中って連帯感持ってたじゃん。
今回の犯人は連帯感に入れてくれる人がいなかったから犯行に至った、もしくは単独犯だったと思う。