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はてなキーワード: 印刷博物館とは

2020-04-22

[]蝋型電胎法

活字の作り方の一つ。原形となる種字をツゲ材に彫る。これが父型、つまり文字が凸で浮き出た型となる。そこに、電解で銅を付着させせ、母型、つまりへこんだ型を作る。この母型に金属を流し込んで、活字を量産する。やわらかな木材を父型に使うため、画数の多い漢字活字を作るのに適している。

逆に、画数の少なくて済む欧文は、母型となる材料に父型を直接打ち付ける。なんとも荒っぽい。よって、父型には相応の強度が求められる(古い洋書活字の縁がでこぼこしているのはそのせいか?)。

本項目とはあまり関係ないが、東京飯田橋印刷博物館にはライノタイプという、自動活字を組む機会の動画と実物が展示されている。溶けた金属を使ってページ丸ごとの版を作ってしま手際に見とれてしまうと思う。あそこは自分活字を組む体験ができてとても楽しいので、新型コロナウイルスが沈静化したら、ぜひまた行きたい。

というか、印刷博物館でこの方法のものについては、見たかもしれないのだが、名前が七面倒くさいので覚えていなかった。

2008-06-05

アナログデジタルグラフィックデザイン

先週末、印刷博物館で行われている「デザイナー誕生:1950年代日本グラフィック」という展覧会を見に行った。

http://www.printing-museum.org/exhibition/temporary/080419/index.html

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/04/18/034/index.html

1950年代ポスター広告レコードジャケット雑誌書籍などが展示されているのだが、自分はデザイン系の職業ではないので、こういう物をまとめて見るのは新鮮だった。選ばれたものだけを展示しているのでクオリティの高いものが多いのは当前なのだが、なんというかデザインガチャガチャしたところが無く、単にレトロな名作という以上に考えさせられる物が多々あった。ポスターの発色や写真を使ったデザインでは昔のフィルム独特の質感なども印象に残った。

そして今日見かけた、

モテナイ女性のための雑誌mojo」が凄い! - Hagex-day.info

http://d.hatena.ne.jp/hagex/20080603#p2

ブックマークコメントで気になるものがあった。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hagex/20080603%23p2

エディトリアルデザインって難しいな&けっきょくカネ出してツールとフォント買わないと土俵にすらあがれないのな。という感想

展覧会では「この頃はもちろんDTPなんかなくて全部手でやってるんだよなあ」という印象が強く残っっていたので、ちょうどこのタイミングで見たこのコメントは面白いなあと思った。ある意味DTPというのは写植機や大量の画材などが必要ないというチープ革命という面が大きいと思うのだが、個人のデザイナーにとってはフォントなどをそろえるのは結構負担になるのかな。もちろん昔のデザイナーとは求められる作業なども違ったりするんでしょうが。

 
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