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2022-06-13

https://ja.wikipedia.org/wiki/孕のジャン

孕のジャン(はらみのジャン)は、高知県浦戸湾の民間伝承における怪異の一つ。単に「ジャン」ともいう[1][2]。「孕」とは、高知海岸に並行する山脈が湾に中断された両側の突端部と、その海峡とを含む地名である[3]。少年向け雑誌少年世界』の前身である日本少年』では、土佐の三不思議の一つとして数えられていた[4]。

海の上で「ジャン」と物音がする現象であり、この音が聞こえると、漁でまったく魚が捕れなくなるという[1]。ある怪談によれば、暗い湾内がパッと明るくなり、落雷のように「ジャン」と音がして、湾内のあちこちに「ジャン」「ワンワン」と響きわたり、それきり魚がまったく捕れなくなったという[2]。

物事がだめになる「おじゃん」という言い回しは、江戸時代火事の鎮火を知らせる半鐘の音が由来といわれるほか[6]、この怪異を由来とする説もある[1]。

これに似た話で、高知宇佐である者が夜釣りをしていたところ、そばイルカが「ドボン」と音を立て、釣り邪魔をしたという話もある。「ドボン」もまた、だめになることを意味する博打用語である[4]。

 
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