my bloody valentineの「loveless」は昔よく聴いたし、今もたまに思い出して聴くことがある
音楽的な部分は置いておいて、アルバム全体の陰性のギターノイズと陽性の美しいメロディが拮抗するバランス、そしてアルバムタイトルが何を意味するかを考える
自分にとってその意味は「愛なき世界とその美しさ」ということになる
社会は発展という大目的を半ば失い、停滞の中に安寧を求め、その表面上の規律に逆らう人間を排除しようとする
そんなディストピアに近づいている今の社会にとって、「愛なき世界」の音はリアルに響き続けてしまう