総選挙の度に「ネット投票出来ないなんて遅れてる」という言説がたくさん出てくるから、ネット投票先進国であるエストニアでの現実を書いておくよ
昨年のエストニアでの総選挙のデータを置いておく。それによると、ネット投票したのは31万人あまりで、投票者数の約半分。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/03/8ee5825e87733d30.html
日本で同じように当てはめたら3000万人くらいになるが、キャパオーバーでシステムが破綻して総選挙やり直しになる未来しか見えない。
半分が紙投票で、人数は30万人いたとのこと。
当たり前である。紙の投票は残るので、紙投票のコストに、ネット投票システムの構築、維持管理、監視コストが単純に上乗せになる。
エストニアではネット投票導入前後で投票率に優位な差は出ていない。昨年の総選挙ではネット投票数は過去最高となったが、投票率は前回2019年と同じ63.7%。日本の今の紙投票とだいたい近しいし、エストニアでは紙投票していた人の一部がネット投票に移行したに過ぎない。
コストに関しては移行期間なだけでは
導入してから20年経ってるから移行期間なんかとうに終わってるよ
近しい × 近い じゃダメ?
温暖化がどーたらこーたらの本場である欧州で紙の選挙をありがたがるって滑稽でござる