数学的宇宙仮説の最初のアイデアは、電子のレベルまで還元すれば数学法則に従うという観察に基づく
ここから、「では、外的現実はなんであり、人間思考に含まれる"バゲッジ"を取り除いたら、何が残るのか」という問いが生じた
外的現実は数学である、というのが数学的宇宙仮説である
しかし、外的現実というのはコンピュータジェネレーションのように「生成」されるのか、それとも無限の過去から無限の未来に至るまで、生成を介することなく「存在」するのかという二次的な問いも生まれる
生成であれば、根本的な現実は生成器の構成要素まで還元されるが、生成器がなくすべての数学的構造が単に存在するなら、その分だけ多世界が存在する可能性がある
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