想いを寄せている彼女は僕をただの同級生として見ているような気がする。
先日、課題の添削を頼まれた。頼られているようで嬉しかった。でも、それ以上の進展がなくて悲しい。典型的な片想いだ。
彼女は良くも悪くも社交的な性格の持ち主で、いろいろな人と関わりを持っている。先々週は男性と一緒に勉強をし、先週はまた別の男性と勉強をしていた。その姿を見ているからこそ、ただの同級生だと客観視できている側面がある。
ここまでいろいろな男性と絡んでいるのをみると、片想いが片想いであると明白となって僕はすがすがしくなる。
それはそれとしてなんかもやつく。
俗にいう、オタサーの姫ムーブなような気がしてならないからだ。
話を聞く限り、金銭を貢がせている話は聞かない。しかし、勉強を教えてもらうという形で相手の時間と労力を貢がせている気がする。
僕は誰であっても頼られると嬉しくなり頼み事はついつい引き受けてしまう。片想いの相手からならなおさらだ。
でも時々我に返って、搾取されているのでは?と思ってしまう。しかし”ありがとう”の一言でうれしくなって満足してしまう。チョロい人間だ。