■anond:20240225223931

でも国債の量と経済成長率って反比例するらしいぞ

政府債務GDP比率と経済成長率の関係性

田代(2017) 政府債務と投資の低迷の関係性(クラウディングアウト)

Reinhart and Rogoff(2010) 政府債務GDP比率が90%を超えていない国は平均3-4%の経済成長だが、超えると経済成長率が平均-0.1%へ急落する

Herdon Ash and Pollin(2013) Reinhart(2010)の計算誤りを指摘、政府債務比率が高まると経済成長率が低迷するのは確かだが閾値で急落するのではない

Eberhardt and Presbitero (2015) 政府債務比率と経済成長率に負の相関があることを示す、しかし何らかの閾値が存在することは否定

なぜ政府債務が経済成長率を下げるのか？

企業が資本を増やすには設備投資のための資金が必要

その資金の源泉は家計貯蓄をはじめとする国内の貯蓄

しかし貯蓄の大部分が国債発行の引き受けに回ってしまう

日本の場合は膨大な貯蓄が国債に転換されているが、利率は0.05%(固定3年国債)から0.49%(変動10年)

本来企業へ投資され再生産されるべきものが死に金になっている、そのため経済成長率で海外と比較すると劣後する

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