2024-02-05

僻地バス停にて

出張僻地まで来て、駅前バス停で列に並んでバスを待っていた

隣の乗り場にも逆向きの行列ができていて、通勤時間ともなると僻地にもこんなに人が集まるのか、これがここの全人口だろうな、と感心していたら

男性僻地特有方言タメ口で話しかけてきた

「おぇ、一番後ろ並べや」

はい? 現にそうしていますけど?

よくよく観察すると、隣の乗り場の列だと思っていたものは、俺の並んでいる列が長すぎて折り返した一本の列ではないか

意図せず横入りしてしまっていたようだ

「失礼、一本の列だったんですね、ありがとうございます

横入りと決めつけて「責め」から物事を始めた僻地人のバツが悪くなるように

僻地との圧倒的な民度の差を見せつけて最後尾に並び直した

よっぽど「こんな僻地で列が折り返すとは思わなくって」と言ってやろうかと思ったが

僻地治安や遵法精神不安があったのでそこはぐっとこらえた

責めから物事を始めないよう他山の石としたい

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