2023-11-21

スフィンクス問題を出す

「朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?」

それに対して私は「私です!」と答える。

朝、目覚まし時計が嘶くと戦慄きながら私は布団を這い出る。

土色の我が顔を見ながら歯を磨き、火傷しそうなコーヒーを入れ、二枚のトーストをがぶりと食べる。

家具をどったんばったんさせながら家を飛び出し、電車に乗る。職場笑顔を振り撒き、おはようございますと微笑みかける。お腹が痛い。トイレに駆け込み何とか午前を乗りきった。

お昼になる頃にはだいぶまともで、私は同僚とお昼に出かけ、談笑に花を咲かせる。

午後の業務が始まれ株価のような血糖値上下動。ぼぉーっとしつつも仕事をこなし、3時休みどら焼きを食べる。

夕方になればあと一息!と気合いを入れ直して全力で仕事に取りかかる。

仕事が終わる頃にはクタクタで18時に事務所を出るとゆっくり歩く。靴を脱ぎたくなる。

しかし精力はあって、いつものお店によることにする。

まりから「それは私です」とスフィンクスに答え、彼女はうっすら微笑んだ。

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