時期は確か夏だったと思う。冷たいお茶を出すために、コップに氷を入れていたのだが、
当時、我が家には自動製氷機がついてないタイプの冷蔵庫で、100均に売っているような氷ケースに水を手動で貯め、そろりそろりと移動させて冷凍させる手順で氷を作っていた。
冷蔵庫内に氷を格納するエリアは存在していたが、狭いエリアに2つの製氷ケースを入れていたので、作った氷と製氷ケースでスペースはほぼなく、普段はそのエリアから素手で氷を掴んで利用していた。
『なるほど、素手で氷を触ることは汚いことなんだな』と学んだと同時に、自分がすごく恥ずかしくなった。
大人になり冷蔵庫を買う機会ができたが、絶対に自動製氷機つきのものを選ぼう!と心にきめ、購入した。
自動製氷機つきの冷蔵庫は、必ずと行っていいほど『氷貯蓄エリア』にくわえて『氷取るようのスコップ』と『スコップ格納用エリア』が存在する。それらが存在することで、当たり前のように『氷をスコップで取る』ことができる。
氷を素手で掴む習慣がついてしまったのは、氷を格納するスペースが小さかったこともあるかもしれない。(あのギチギチの空間にスコップを入れるという発想がなかった)