パン屋でパンを選んでいたら、アメリカ人のお父さんとその娘さんが入ってきた。
娘さんは5歳くらいに見えた。なぜアメリカ人とわかるかというと、お父さんは私の住む市のプロバスケット選手で、私はそのチームのファンだから出身地を知っているのだ。
2人は英語で会話していたが、子供向けにゆっくり優しい英語で話していたからか私でも内容がつかめた。
お父さんがとにかく褒める。
娘さんが「ダディー、このパンがいいな」とか言う度に「いい選択だね!」「これはスペシャルなパンだね!」「すごい美味しそうじゃん!いいね!」「娘ちゃんにピッタリだね!」とか。
娘さんが「これダディーのね、美味しそうだよ」って言ったら 「オーマイガッ!なんて優しいんだ!」って喜んで見せるの。
私には4歳と1歳の子供がいる。
私ならせいぜい、いいねって言うくらいだと思う。子どもの顔も見ないで。
これは言い訳だけれど、パン屋で子供が万が一転んだりして商品をダメにしないか心配で、子供を連れて行ったら早く店から出ないとと急かしてしまっていた。
彼を見習おうと思う。