2023-01-09

「生」のパン不要

スーパーで「生めろんぱん」というものが値引きで売っていたので買って食べてみたらまずかった。

とにかく味がしないのだ。表面は白っぽくすべすべしており中は普通パンであってなにが「生」なのかさっぱりわからない。

総じて「生」ナントカと袋に書いてあるパンは不自然に白っぽく表面が大福のように肌理が細かい仕様になっている。

どうもパン業界の「生」カテゴリは、大福エミュレートする方向に向かうようだ。

だがちょっと待て、大福の餅の部分は加熱処理したもち米であって、「生」ではないと思うが? 

生菓子」の「生」のように、水分含有率が高く傷みやすい(足が早い)食べ物という意味ならわかるが、別に大福エミュレートする必要はない。

製パン業界の「生」は、小麦粉文化圏から出てきたパンを無理やり米食文化圏大福に変換しようとしているだけで、はっきり言っておいしくない。

なぜこんなに歪なパンの「生」カテゴリが生まれたかというと、それはひとえに製パンメーカー商品開発担当思考停止だと思う。いい加減にやめてほしい。パン屋ならパンを作ってほしい。パン大福もどきはいらない。

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