他人を変えることは困難だから、自分の考えや行動を変えるしかないから、こういう言説にたどり着く。
そのこと自体は至極当然のことであり、例えば上司に対して不満がある場合に、ただ不平不満を述べて終わるのではなく、「自分には何をどうできるか」という視点に立ち、上司に先回りしてあれをやりこれをやる、準備しておく、といった対応は可能だし、既にそうしている。
ただ、皮肉にもそうすることで、私や周りからの先回りがなければ自らは何もできない、何もしない、ますます悪い(?)上司に成り下がるという結果になってしまった。
おいしいところだけは確実に上司がもっていき、私や周りの人間の努力が評価され、報われることはない。
世の中自主性とか主体性とか厳然たる結果成果よりも、こうやって「うまく立ち回る」能力を磨いたほうが圧倒的に得なんじゃねーの。
「そんなやつはいつかは淘汰される」と考えられなくもないが、そんな状態が5年以上続いているのだから、組織そのものが陳腐化しているのでなければ、やはり私たちの側が「うまく立ち回」らなければならないということか。
モチベーションは著しく大きく削がれた。。。