■不寛容な社会

今日も人のまちがいを見つけては、謝れ！と主張する日々に皆様おつかれさま。

驚いたことに椎名林檎のグッズの話はまだ終わっていないらしい。

いわく椎名林檎が謝らないのはおかしいのですが？という感覚を持つ人々が少なくないとか。

グッズが実際に頒布されて世の中に出回っていたのならともかく、

その前の段階でデザインに難があることを指摘されて、

協議の結果、そのデザインは撤回された。

さらにそのデザインにはアーティストは関与していない。

これの何処にアーティスト本人の謝罪の必要があるのか？

あまりに不寛容な社会をつくりあげていけば、

回り回って自分たちの首を絞め上げることになる。

そういうことに想像力が回らないのだろうか？

間違いを見つけては謝罪を要求する。

謝罪をしなければ、謝罪をしないのはおかしいと責める。

謝罪をすれば、その謝罪の仕方はおかしいと謝罪を求める。

そういう感覚を当たり前だと思いこんでいることに恐怖しないのか？

サラッと100文字足らずで自分の意見らしきものを書いて、

それが正しいことのように思い込んでいることにゾッとしないのか？

今日は休みの日か？

少しくらいは時間はあるか？

なら100文字で物事に結論を下さずに、

1000文字10000文字使って考えてご覧よ。

そうしたら少しは違う世界が見えてくるからさ。

そうは思わない？

Permalink | 記事への反応(4) | 08:07

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