若い頃は「あんなつまらん大人にはなりたくない」って思ってたんだけど、今の俺はそのつまんない大人になっちゃってるんだよなという話。
若い頃に嫌っていた「つまらん大人」てのをいまいち自分でもよく定義できていないし、既にその感覚は忘れているのでどうにもこうにも説明しづらいんだけど、概ねこんな感じの事を嫌っていたように思う。
それに対して今の俺は、まぁ色々あってだいたいこんな感じの事を判断の基準に置いている。
要するに自他ともに色々な失敗を経験して、人類種が行うことで安定して良い結果を出すってのはそれだけで大変だよなぁと思っているという感じ。
そうするとアレなんよ。何かいつもと違う事をするってのはそれだけ失敗率が上がるので「やめとけ?」から入りたくなるし、いつもと同じ事をするのに全力出してやるのは体力的に辛いしである程度力を抜いた状態でもなんとかなるような楽な定番の作業にしたがるわけよ。これってもう完全に「つまらん大人」の出来上がりなわけよ。
で、そうだとしても新しいことをしつづける事自体は必要だと思うので、そういう事を否定したいわけじゃないんだけど、だいたい新しいことをするとミスが発生するのでそこのカバーをするための余力は残しておいたほうがイイヨネー?みたいな事を言いたくなるわけですよ。……ほら、否定から入る事になるじゃないですか。駄目だわ。全然駄目だわ。
悪魔の囁き「実は若い頃のお前は単に自分の言うことを否定しにかかる大人を嫌っていただけで、だからこそそういう大人達を明確に言語化・対象化しなかったし、結局昔も今も人が自...