自分のことそう思っているかは別として、「顔がいい」と言われることがある。そして、まぁチヤホヤされたりすることもある。そしてそれをうらやましいと思う人がいる。うらやましいと思わないにせよ、調子に乗っている、と思う人がいる。
でもこんなにルッキズムが騒がれている世界で、顔がいい(とされている)人間が自分の暴力性について考えないわけがないだろう。むしろ、確信犯的に暴力的になっている。確信犯的に、調子に乗っている。
その再帰性、引き裂かれが重要なんじゃないのか。だって自分の顔の良さの暴力性に直面した時、人はブサイクになるか、死ぬしかない。それ以外に自分の暴力性を解消できない。存在してるだけで暴力になるんだもん。
だから本当は自分の顔の良さの特権を利用することは卑しいことなのはわかってるんだけど、死ぬわけにはいかないし勝手に利用「されてしまう」ので、もういっそのこと「利用している」ように振る舞う。それが一番正直なやり方だから。
でも今度は異性の側からまた、「自分のことかっこいいと思ってる」とか「囲われてチヤホヤ」「キャッキャうふふ」とか言われる。
別にわかってもらえなくていいけど。同性諸君、ルサンチマンを溜め込んで「調子に乗っている」とかいうのはやめてほしい。異性諸君、最初に私の顔の良さを利用・消費しようとしたのは君達だ、責任とってくれよ。顔がいい人間は別にそんなに馬鹿じゃないよ笑。同時に僕はルサンチマンをため込んでしまう人の気持ちはあんまりわからないけど。