2022-05-21

再現性のない料理料理なんだろうか

俺は料理がへたくそだ。

大学に入って、ひとり暮らしするようになっても料理をしようとは思わなかった。

おおよそ外で食べるか、持ち帰りの弁当

流石にコスパの悪さに気付くと米を炊くぐらいはしたけど、料理は全くだった。

けどこのままじゃイカンと2年になってようやく料理に挑戦した。

くそ不味かったね。

野菜炒めすら、不味かった。

理由単純明快、味付けを目分量でしてたから。

料理の失敗は”レシピ通りに作らない”。

それに尽きるのだと友人から言われ、じゃあレシピ通り作ってみるよと挑戦することにした。

それがカレーだった。

どうせレシピ通り作るなら、スパイスから作る本格カレーにしよう!

そう思って、各種スパイスを用意した。

で、実際レシピを見ながら作ってみたんだが……思いのほか面倒くさい!!

途中でもう嫌になってきてスパイスをどんどん目分量で入れて、あとは感覚で作った。

あーやっちまったな……こりゃまたきっと駄……なんて思いながらも喰ってみたんだよ。

そしたら!!すげー美味かった!!!

これまで生きてきた中で一番美味くて、絶妙な辛さと甘さに香辛料香り絶妙で、美味過ぎて「……っ!!」て漫画みたいに何にも言えなかったほどだった。

まりの美味しさに驚いて、作る量もそんなに多くなかったらその晩と翌朝で食べ切っちゃったんだ。

でだ。翌晩、またあのカレーを作ろうと思って今度はちゃんレシピ通りに作った。作りながら口内でよだれを垂らすほど期待して作ったわけなんだよ。

でも違ってた。

喰ってみると昨日と今朝に食ったカレーとは似ていた。けど違う。別物だったんだ。

あれは俺が適当スパイスを入れたからこそ出来たカレーで、それをメモしているわけでもなかったか再現するのはもう無理だった。

絶望した。

俺の料理には再現性がなかった。

俺が作ったのはレシピにない”何か”だった。

俺はあのときカレーを失うのと同時に、大切な何かも失ってしまったのかもしれない。

  • またレシピ無視してて草

    • またレシピ無視してて草 草も何も、それが日記のテーマだと思うけど? レシピを無視すると大切な何かを得られる。でも同時に失いうる、という。

      • 何も得てないし失ってもねーよ ラッキーパンチ一発でポエムってんじゃねーよ

  • 3行しか読んでないけど「これは伸びる!」と思いながら書いてそう

  • 増田のきまぐれカレー……時価

  • うんうん

  • すべての料理は一期一会なのです。 たとえレシピどおりに作ったとしても毎回微妙に違うのです。 例えば材料に卵一個、とあって、その卵の質量は毎回違っています。 温度も湿度も気...

  • 😺「注文の多い料理店を営んでおりますが、料理は毎回お客様ごとに違いますね」

  • 材料や火加減でも味が変わるからなあ。 調味料ならなおさら。

  • 一人暮らしで弁当買うならコスパはそんなに悪くないと思う 毎食デパ地下の2500円越えの松花堂弁当ならともかく

  • ルー使った方が安定してうまいよ

  • 伊集院光の寒天の話思い出した

  • まず今の時点で覚えてる適当に入れたスパイスの記憶をできる限りメモしてそれからスパイスの味を覚えて試せば再現できるかも

  • メモしなかっただけの話で料理の再現性云々を語るな 料理得意な人も新しく試すときは全部メモするわ

  • 原子レベルでみたらあらゆる料理に再現性はないし 味わう側の味覚も変動してるからどこまで許容するかって話なんやで  もっと寛容になれば解決や

  • 長年炊事やってると味はブレつつ一定の範囲内で安定するんだけど、たまにびっくりするほど美味しくできたりする。 増田はその奇跡の一皿をしょっぱなに作っちゃったんだなあ。 なん...

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