生まれてからの20年間と、死ぬ直前の20年間はシンメトリーであると聞く
同じビデオを使っているように、成長と老化は進んでいく
何もかもが、自分の手の届かないところで動いていく
知れば知るほど、「しょうがない」「どうしようもない」が増えていく
知識や経験は、膨大な過去と未来を経過年数で除して無味乾燥な事実の羅列にしてしまう
感動のない人生だ
知識や経験を積み、地位や名誉を高め、財貨や権力を集めても、まだ足りない
そもそもが間違っている、何を間違えたのか
もはや生涯手に入らない、その精神性
手に入らないものだと気付いた時には、もう遅かったのだ
続いていくことの恐怖、恐怖すら退屈に変わり、いずれは退屈も感じなくなる