専門家の意見はそれほど極端に振れてなくて、最初から今も一貫して「効果はあるが限定的」なんだよな。
今だって「マスクしていればいくら外出してもいいし好きなだけ会話していいよ!」とは言ってない。
アジア圏の専門家は割と初期から「ないよりはマシだからマスクしよう」派で、欧米圏の専門家は元々は割と「やってもいいけどほとんど意味ないよ」派だった。
そしてアジア圏でも欧米圏でも専門家は共通して、初期の頃にアジア圏の非専門家が狂ったようにマスクに飛びつく様子には否定的だった。「それ以外にやるべきことたくさんあるよ」という意味で。例えば手洗いうがいとかね。
ただそれでも、全体の傾向として見ればアジアの方が感染拡大は抑えられていて、欧米では感染拡大は抑えられなかった。その違いは何かと考察した時に、1つのわかりやすい仮説として「マスクの効果は意外とバカにできないのでは?」という意見が信じられるようになった。
あと、そもそもマスクの効果として期待されているものは「他人に感染させない」「感染源である飛沫を広げない」ことであって、「自分が感染しない」効果は今もほとんど期待されていない。実際、目などからも感染すると言われてるしね。
この部分をわかってない人がかなり多い印象。
(余談だが、初期の頃のアジアと欧米の違いは、この辺りの認識に由来するものだと思う。「他人に迷惑をかけない」ためにマスクをする、という選択肢が、個人主義の欧米圏ではいまいち受け入れ難いものだったのだと思う。)
これだな