と言ってたが、これは間違っている。
これは重箱の隅をつつくような話ではない。
正確な円が作図できるかどうかとか、測定が有限回の操作で終わるかどうかとは何の関係も無い。
これは重箱の隅をつつくような話ではない。
番組の解答は「厳密ではないが非専門家向けにわかりやすく説明している」とかではなく、単純に間違っているのである。
「100かける100が10000になるのはなぜ?」という質問に「掛け算は足し算より大きいから」とか言ってるのと同じくらい的が外れている。
そもそも、
という議論はどちらも間違っている。
たとえば、長さ1の線分の半分の長さは当然0.5であるが、線の太さとかインクの滲みなどまで考慮したら現実世界で正確な等分点を作図することは不可能である。
また、半径aの円周上に点Pを取り円を1周転がしたときのPの軌跡をサイクロイドと呼ぶ。a = 1のときサイクロイドの長さは8である。しかし、サイクロイドの長さを有限回の操作で測ることはできない。