ベビーカーで突進してくるな、お前らのために避けるのはまっぴらごめんだ。
ショーケースを見ている私を押しのけて身体をぶつければ退くと思うのか、待つ余裕すらないのか。
キーキー言ってるなら諌めろ、躾けろ、駄々をこねているならまだしも、毎日叫ぶソイツをどうにかしろ。
子供が出来ない私をクスクス笑うな、子供がいないねと噂をするな、子が居ないからできる贅沢なくらしを派手だとコソコソ笑うな。
とにかく、お前らみたいな「厚顔無恥な母親」いうカテゴリの人間がとても嫌いだ。
そして、きっとこんなことを思っているから私は子が産めないのだ。
全ては妬みであり嫉みだ、お前らみたく髪ボサボサにして肌ボロボロで子に全てを注ぎたい。
素晴らしい素晴らしい素晴らしい夫との遺伝子をただ残したいという誰しもが出来ることが、どれだけ医療の力を借りてもできない。
私はお前らになりたいんだよ、子供を守るために他の人を犠牲にできるお前らになりたかった。
でも、私はお前らになれないのかもしれない。
終わりの見えない絶望と減っていく残高、クソ死にてえな。