2021-03-17

慣用句」は、世界というプログラム圧縮化するためのサブルーチン

この世界のあらゆる事象が一つのプログラムで表せたとしたら、そのコードの長さは相当なものになるだろう。

慣用句」は、人々がそれを理解するために生み出したコード上の工夫のひとつだと思う。

その世界というコードの中で頻出する部分、すなわち、生活で多用される言語を「慣用句」としてネーミングする。

その処理内容はサブルーチンとして別扱いとすることで、メインプログラム圧縮できる。

まり世界というプログラムの可読性は高くなる。

サブルーチンを呼び出す際には、その関数名には処理内容を想起させるような象徴的な用語を用いることにした。

まさにそれが、世界というプログラムにおける「慣用句」という象徴的な用語の在り方なんだと思う。

よって、関数である慣用句」を、文脈という名の変数とともに呼び出すだけで、

その処理内容を明示しなくても意味のあるアウトプットになるわけだ。

私たちが「慣用句」の処理内容をよく知らなくてもちゃんと使えるのは、慣用句集が一種ルーチン集だからだろう。

そして、人々は「慣用句」というルーチン集によって、世界というプログラム理解しようとしているのだ。

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