2020-12-14

最初期の掃除機

一番最初機の掃除機がどんな形だったか自分世代的に知らないが、想像することは出来る。多分球体をいくつか組み合わせたような形だっただろう。プラスチックは使われていなかったと思う。金属と、あとゴムがところどころに使われていたはずだ。きっとモーターは、単独でそれ以外の部分より大きかったに違いない。動力電気だっただろうか、蒸気…いや電気だろう。電気で動いていたに違いない。最初期の掃除は運ぶのが難しいほど大きいので、店で買ったら配達して貰ったはずだ。ひょっとしたら店員はお客の家に商品に届けたあと、軽く使い方をレクチャーしていたかもしれない。最初は世の中に無かった訳だから、当然使い方はみんな知らない。掃除機掃除機は本当に元が取れるのだろうか。最初期の掃除は至らないところが多々あったはずだが、それを使いこなすのと手作業掃除をするのとでは、どっちが大変だっただろうか。多くの新製品がそうであるように、最初期の製品本末転倒ものだっただろう。それでも周りに自慢したいだとか、知的好奇心を満たしたいだとか、そういった理由で金と心に余裕がある物好きが買っていたはずだ。掃除機を買うのは馬鹿げている。でもそんな馬鹿な買い物を出来るのが一種ステータスであり、そんな無駄遣いをするのが頑張ってお金を稼ぐ理由なのだ掃除機とは人生だ。人生掃除機だ。

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