何があってもミニモニ。には感謝している

有吉の壁見てたらモノマネに出てきて

急に色々思い出した。

十数年前、年の離れた幼い妹が入院した。

まだ言葉もおぼつかないくらい小さい妹は

当然病気のことを理解できず、

診察でも病室でもずっと泣き通しで、

優しいお医者さんや親身な看護師さんはもちろん

親でも私でもあの手この手であやしても、

泣き疲れて寝るまで泣いて泣いて、

全身で悲しがるようすに心が痛んだ。

そんなとき、病室で何か気を紛らわそうとテレビカードを買って

たまたま画面に映ったのがミニモニ。だった。

妹は初めて病室で笑顔を見せた。

涙で濡れた頰が光って見えた。

それ以来、入院中は親がかき集めて録画したミニモニ。が

妹にずっと寄り添っていてくれた。

ミニモニ。が画面に映ったり

ミニモニ。の音楽が流れたりすると、

妹は必ず涙を止めて夢中になって楽しんでいた。

あれから十数年。

とてもありがたいことに、妹の病気は後遺症もなく治った。

お医者さん、看護師さん、医療に本当に感謝している。

いまでは学校を皆勤賞で通うくらい元気だ。

退院後、逆にミニモニ。は病院のことを思い出すから…と

我が家では一切封印されてしまい、

妹にミニモニ。のことを聞いても覚えていないと言う。

でも、メンバーがどんなことをしても、

メンバーにどんなことがあっても、

メンバーがどんなに笑い者にされても、

私は、幼い妹を笑顔にしてくれた

2020-12-10