というのも、そういうことを言っているのは、研究熱心・教育熱心な教員ではなく、学内政治が上手いだけの教員や、研究能力皆無の評論家とかだからだ。
「文学の価値は人生を見つめ直すときに現れる」とか言ってるのがまさにそう。こういうのはもっともらしいことを言っているが、長い目で見ると、人文系学部の大学での存在意義を危うくしている。はっきり言って迷惑なのだ。
大学の目的なんて、究極的に言えば一つしかない。すなわち、「ある学問を研究し、後続の研究者を育成すること」。「人生の岐路に立った時に教養があると」云々なんて、何ら関係がない。
まともな研究者の総意は以下の一言に尽きる。
「研究の実績のない教員と研究科はいらない」
以上。
Permalink | 記事への反応(1) | 14:33
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歴史や政治を勉強したからこそ、学内政治の術を習得して学者として生き残ってこれたんじゃない? その言葉は経験に裏打ちされたものだ。